生地の端ってすぐにほつれてきちゃうので、早く・キレイに処理したいですよね。
端処理の方法って実は色々あるんです。
お手持ちのミシンによって出来る方法、出来ない方法があったり、手縫いでも出来る方法もあったりします。
この記事では、お裁縫初心者の方でもわかりやすいように、生地の端処理の方法についてまとめました。
ぜひ参考にされてくださいね。
ミシンで端処理をキレイにする6つの方法
①ロックミシン
市販のお洋服に使われている端処理の方法です。
一番キレイに端処理をすることができます。
ただし、この処理をするには専用の「ロックミシン」が必要になってきます。
しかもなかなかのお値段。
「ロックミシン持ってるよー」という方…

そんな方は迷わずこのロックミシンでガンガン端処理やっちゃってください。
・お店で売られているようなキレイな仕上がりになる
デメリット
・専用のミシンが必要
②ジグザグミシン
家庭用ミシンで端処理といえば、この方法ではないでしょうか。
その名の通り、布の端をジグザグと縫っていく方法になります。
縫い目はお店で売られているようなキレイな感じにはなりませんが、ほつれを止めるならこの方法が一番簡単です。
ジグザグの間隔を狭く設定すると、よりほつれにくくなるのでおススメです。
ただし、その分糸を多く使うことになるのでご注意ください。
・一番簡単にできる
・家庭用ミシンであればたいてい行うことが出来る
デメリット
・ほつれやすい生地にはあまりむかない
③たち目かがり
専用の押さえを金を使って端をかがる方法です。
ジグザグミシンより丈夫でキレイな仕上がりになります。
ただし、お使いのミシンによっては出来ないこともあります。
説明書をご確認くださいね。
縫い方も、ジグザグミシンとほぼ同じ感覚でできます。
たち目かがりが出来るミシンをお持ちの方は、ぜひチャレンジしてみてください!
・ジグザグミシンよりキレイで丈夫な仕上がりになる
デメリット
・全ての家庭用ミシンでできるわけではない
④三つ巻(みつまき)
ハンカチの端っこのように、細かい3つ折りで端処理をする方法です。
手でちまちま折らなくても、実は家庭用ミシンひとつであの処理が出来るんです。
この処理も専用の押さえ金が必要になります。
押さえ金は手芸店やネットで購入できますよ。
ちなみに、押さえ金には家庭用ミシンのものと職業用ミシンのものがあります。
家庭用ミシンでは職業用の押さえ金を使うことが出来ません。
購入の際は注意してくださいね!
三つ巻は少しコツがいるので、出来るようになるには練習が必要です。
コツを覚えるとサクサクできるようになって、仕上がりもキレイなので練習する価値は十分にあると思います!

・キレイに端処理が出来る
デメリット
・練習が必要
・専用の押さえ金が必要
・厚手の生地は出来ない
⑤ふくろぬい / おりふせぬい
あまり聞きなれない縫い方かもしれません。
これらは手縫いでも端処理が出来る方法です。
また、ジグザグ縫いが出来ないミシンをお持ちの方にもおすすめの方法です。
生地の端を内側に折り込んで縫う方法ですので、お洋服を作る際は肌あたりがいい仕上がりになります。
お肌がデリケートな赤ちゃんや、お子様へのお洋服づくりにぴったりの端処理方法です。
少し手間がかかってしまいますが、生地のほつれが出ない分、裏側もスッキリとキレイな仕上がりになります。
作品を丁寧に仕上げたい、という方にはぴったりの方法ですね。
・裏側もキレイな仕上がりになる
・肌当たりがよくなる
・直線縫いのミシンや手縫いで端処理が出来る
デメリット
・ひと手間増えるので、製作に時間がかかる
⑥ほつれ止め
これはミシンを使わない方法なので+αな情報になります。
細かい部分が多い、ドール服を作りたい時にはぴったりの方法かもしれません。
使う際は説明書きをよく読んで、余り生地で試してみてから使ってくださいね。
液が出すぎてしまったり、シミになったりしては大変ですので!
・ミシンを使わずに処理できる
・細かい部分の処理に最適
デメリット
・大きい部分やお洋服にはあまりむかない
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生地の端処理の方法にも色んな方法があるんですね。
作りたい作品や、お手持ちのミシン、環境によって一番いい方法が変わってくると思います。
たかが端処理ですが、されど端処理です。
細かいところも丁寧に行うことで、作品の仕上がりが何段階もアップしますよ。
ステキな作品になりますように…
ハンドメイドの時間を楽しんでくださいね。