さぁミシンで縫うぞ!と意気込んだ矢先、下糸が絡まっているのに気づいたら一気に気分が沈みますよね。
「これだからミシンは苦手・・・」と、ミシン初心者の方がつまづくポイントの一つじゃないでしょうか。
初心者の方に限らず、糸の絡まりってミシンを扱う人にとっては、絶対に一度は遭遇するトラブルの一つです。
でも安心してください。
糸が絡まるのにはちゃんと原因があるんです。
この記事では初心者の方が陥りやすい糸の絡まりの原因と解決方法をまとめました。
ぜひ参考にされてくださいね。
ミシンの下糸が絡まる4つの原因
1.上糸のかけ方が間違っている
下糸が絡まっていると、思わず下糸に原因があるのでは?と思ってしまいますよね。
でも実は下糸より上糸に原因があることが多いんです。
まずは上糸が正しく掛けられているか確認しましょう。

なんて思わずに。
意外と糸がうまくかかっていなかったり、違う箇所にひっかっかっていたりするものです。
その際に気を付けるポイントが2つ
- 押さえを上げた状態で糸をかける
- 糸こま押さえがあるミシンは糸こま押さえを忘れずに
ミシンは押さえを下げたままでは、うまく上糸がかかりません。
最近のミシンは、押さえを上げないと上糸をかけることが出来ない仕様のものも多いようです。
また糸こま押さえがある場合は忘れずに使いましょう。
糸こま押さえを正しく使用しないと、上糸が動いてしまい絡まりの原因になります。
お使いのミシンによっては糸こま押さえがない場合もあります。
説明書で確認してくださいね。
2.下糸ボビン
ボビンを確認する際に見るポイントは2つです
- 純正のボビンを使っているか
- ボビンにきれいに糸が巻かれているか
今は100円ショップでもボビンが売っているので、お使いの方もいらっしゃるかと思います。
なかなか手芸店に行くことが出来ない方にとって、100円ショップで手に入れることが出来るのは助かりますよね。
ですが、ボビンはミシンメーカーの純正品の使用をおすすめします。
ミシンによっては、100円ショップのボビンでも問題なくキレイに縫える場合もあります。
しかし、微妙なボビンの高さや重さの違いが下糸の絡まりの原因になったりするんです。
純正のボビンを使うことで、絡まりの悩みがあっさりと解決したということもあるようですよ。
また、ボビンに糸がキレイに巻かれていない事も絡まりの原因になります。
なかなか上手く巻けないな?と思う時は純正のボビンを使うか、糸を見直してみてください。
糸については後でお話しますね。
3.上糸の端が短い
縫い始める時って、上糸がミシンの中に入っていく感じありませんか?
最初の段階で上糸の端が短いと、上糸の端まで全部ミシンの中に入ってしまって、中で絡まってしまうんです。

なるべくギリギリ短くしたいなぁ…
気持ちはすごくわかります!
ですが、この気持ちが絡まりの原因になっている可能性も。
結果糸が絡まってしまっては、さらにもったいないことになっちゃいますよね。
- 上糸の糸端を長めに出す
- 上糸の糸端を手で持って縫い始める
すぐにできる方法なのでぜひ試してみてくださいね。
4.針と糸の状態を確認
ミシン針
針先が曲がっていたり欠けたりしていると、上手に縫うことが出来ません。
意外と針ってすぐ悪くなってしまうんです。
針先を触ってみて「あまりチクチクとした感じがないな?」と思ったら交換時です。
針は消耗品だと思って、こまめにチェック・交換を心がけましょうね。
ミシン糸
ミシン初心者の方には、ポリエステルのミシン糸の使用をおすすめします。
ただし、100円ショップのものは使わないほうが無難です…
糸の太さが均一でなかったり、ポリエステル製であっても滑りがあまりよくなかったりしてミシンに負担がかかってしまいます。
それが糸の絡まりや、ひどい時にはミシンの故障につながることも。
私も以前ミシン糸がなくなってしまって、100円ショップのもので間に合わせたことがあります。
が、…まぁ縫いづらい。
なんだかミシンにも支障が出そうで、使っていて怖かったです。
物にもよるのかもしれませんが、糸は手芸店での購入をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単にもう一度下糸の絡まりの原因ついてまとめますね。
- 上糸が正しくかけられているか確認する
- 下糸ボビンは純正のものを使う
- ボビンに下糸がキレイに巻かれているか確認する
- 上糸の糸端を長めに
- 針を交換してみる
- 糸は手芸店のポリエステル製のものを
ミシンが上手に使えないと、
「やっぱりミシンて難しいな…」
「私には無理なのかな」
と思ってしまいますよね。
でもここでミシンを諦めるのはもったいない!
糸が絡まるトラブルは誰もがが経験することです。
原因と解決方法を知れば、もう糸の絡まりも怖くありません。
ミシンを上手に使えるようになれば、作れるものの幅も広がります。
ぜひハンドメイド生活楽しんでくださいね!