生地

タイプライター生地とは?特徴とお洗濯方法、気になる名前の由来まで

タイプライターって聞いたら浮かんでくるのはあの、文字を打つタイプライター。
生地とはなかなか結びつかないので、どんな生地なのかイメージが湧かないと思います。

しかし、タイプライターって他の生地にはない魅力がたっぷり詰まった生地なんです!

この記事では、タイプライター生地の特徴と何を作るのに適した生地なのか、手芸初心者の方にもわかりやすいようにまとめました。
タイプライター生地のお洗濯の方法や、気になる名前の由来もご紹介します。
ぜひ参考にされてくださいね。

タイプライター生地とは?どんな生地?

タイプライター生地は細い糸が高密度で織られた生地です。
高密度というのが一番のポイントで、これにより様々な魅力が生まれます。

魅力① ハリ感

細い糸を使って織られている生地って聞くと、なんだ柔らかいイメージじゃないですか?
でもこのタイプライター生地は、細い糸がぎゅっと高密度で織られているので、ハリ感があるんです。

使われている糸の太さにもよりますが、生地は全体的に薄手
薄手なのにハリ感がある、これがタイプライター生地の一番の魅力ではないでしょうか。

魅力② 薄手で丈夫

細い糸を使って織られているので、基本的には薄手の生地です。

初子
初子
薄手ってことは、破れやすいんじゃないの?

と、耐久性が心配ですよね。

でもタイプライターは大丈夫!

薄手だけど丈夫な生地が欲しい!そんな希望を叶えてくれるのがタイプライター生地です。
なぜ丈夫なのか。
それも糸が高密度で織られているからなんです。

同じく細い糸を使って織られたローン生地は、そこまで丈夫な生地ではありません。
糸の織り方の密度による違いなんです。

魅力③ 軽い

ハリのある生地はなんだか重そうな印象ですが、タイプライター生地はハリ感もありながら軽さも兼ね備えています
軽さがあるので、春夏用のお洋服づくりにはぴったりです。

 

魅力がたっぷりのタイプライター生地。
知れば知るほど使ってみたくなりますよね。

次は具体的に何を作るのに適した生地なのかまとめてみました。

タイプライター生地は何を作るのにむいている?

トップス

薄くてハリのある生地なので、春夏用のシャツやブラウスなどにはぴったりです。
軽い着心地なので、夏でもさらりと着れそうです。
ちょっとした薄手のアウターにもよさそうですね。

また、ハリのある生地はメリハリが出やすいのでワンピースなどもおすすめです。

初子
初子
ナチュラルな雰囲気でいい感じにできそうやね!

ボトムス

ハリ感のおかげで適度なボリュームが出るので、スカートにはぴったりの生地と思います。

ただし、基本薄手の生地です。
どうしても透け感がててしまうので、スカートなどを作るときは裏地をつけるか、ペチコートの使用をおすすめします。

また、綿100%のものはどうしてもシワになりやすいです。
気になる時はポリエステルが少し混ざったものを選ぶと、シワになりにくいのでおすすめです。

 

タイプライター生地を使ってのお洋服づくり、想像しただけでなんだかワクワクしてきませんか?
ですが、せっかく頑張って作ったお洋服も、お手入れ方法を間違えば一気に台無しに…

そんなことにならない為にも、次はタイプライター生地のお手入れのポイントをご紹介します。

タイプライター生地のお手入れ方法

素材が綿やポリエステルはおうちでのお洗濯ができます。
洗濯機を使っちゃって大丈夫です。

初子
初子
洗濯機が使えるの助かるー!!

ただし、注意点があります。
ハリのある生地はシワになりやすく、生地によってはシワが取れにくい場合があります
ですので、洗濯機をお使いの際もなるべく脱水は短く
干すときもシワを伸ばすことを心がけましょう。

もしもシワがついてしまった場合は、霧吹きで軽く湿らしてからアイロンをかけてみてください

ですがそのシワもかえって味になったりしますので、シワが出来るという前提でお洋服を作ってみるのもいいかもしれませんね。

 

ここまでタイプライター生地の魅力やお手入れの方法についてお話してきました。
ところで、なんで「タイプライター」という名前がついたのか気になりませんか?

他のブロードやローンといった生地に比べて特徴的です。

初子
初子
おかげで覚えやすいけどね。

「タイプライター」の名前の由来について少しご紹介したいと思います。

名前の由来

普通に「タイプライター」と聞くと真っ先にイメージするのはあのタイプライターですよね。
そう、あの文字をカタカタ打つタイプライターです。
こんなのですね
タイプライター生地はまさに、そのタイプライターが由来なんです。

詳しくは

  • タイプライター用の印刷リボンに使われていた
  • タイプライターで打つことが出来るほど、丈夫で高密度で織られている

といった2つの説があるらしいです。

どっちにしろ、細い糸が高密度で織られているから出来ることですよね。
スカスカの生地じゃ、文字をキレイに打つのは難しいでしょうし。
今となってはタイプライターを使う機会もほとんどないので、あくまでイメージになっちゃいますけどね。

こうやって生地の名前の由来を調べてみるのも面白いですね!
カタカナばかりで覚えにくい生地の名前も、調べてみることで特徴を理解しやすくなるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
タイプライター生地について簡単にまとめますね。

  • ハリ感があって、薄手なのに丈夫で軽い生地
  • 春夏用のトップスやワンピースに最適
  • パンツやスカートを作るときは透け感に注意
  • シワになりやすい
  • 名前の由来は文字を打つ「タイプライター」

タイプライター生地について、この記事で少しでも身近に感じて知ってもらえれば嬉しく思います。
魅力たっぷりのこの生地で、世界で1つだけのお気に入りのお洋服作ってみてはいかがでしょうか。
ハンドメイド、ぜひ楽しんでくださいね!