生地の名前って難しいですよね。
名前だけではどんな生地なのかさっぱり想像できません。
「シャンブレー」もそんな生地の一つですよね。
ここではシャンブレー生地について、初心者の方にもわかりやすいようまとめました。
お手入れの方法や、よく似たあの生地との違いもご紹介していますので、ぜひ参考にされてください。
シャンブレー生地とは
シャンブレー生地は、縦の糸に色つきの糸、横の糸に白い色を使われて織られた生地のことです。
織り方は平織り(ひらおり)という織り方で、織り目が縦と横に格子状に見える織り方です。
この白色の糸を使って織られているというのが、シャンブレー生地の大きな特徴なんです。
白色の糸を使っているので、全体的に優しい雰囲気の色合いになります。
![初子](https://sumicos-tedukuri.com/wp-content/uploads/2020/01/初子普通-1.jpg)
この色味の出方を「霜降り効果」とか「シャンブレー効果」と言ったりするらしいですよ。
これにより角度によって色味の見え方が変わり、変化を楽しめます。
色味は色糸にインディゴを使ったブルー系が多い印象です。
キレイなパステルカラーのシャツなどにはこのシャンブレー生地がよく使われていたりします。
程よく光沢感もあって、上品にもカジュアルにも使える生地です。
肌触りは軽くて柔らかいのが特徴です。
厚さは薄手になります。
優しい雰囲気の色味が特徴のシャンブレー生地。
どんなものを作るのに向いてるのか気になりますよね。
次はシャンブレー生地の用途についてまとめてみました。
シャンブレー生地の用途は?何を作るのにむいているの?
まず初めに頭に浮かぶのは、シャツではないでしょうか。
柔らかく軽い肌触りで、生地も薄手なので春夏用のシャツにはぴったりです。
他にもワンピースやプルオーバーなど、トップスを作るのにもぴったりだと思います。
もちろん、スカートやパンツなども!
縦と横で違った色の糸を使っているので、動きの出るアイテムだと色味の見え方が変わって楽しめそうです。
![初子](https://sumicos-tedukuri.com/wp-content/uploads/2020/01/初子普通-1.jpg)
シャンブレー生地でお気に入りのアイテムを作ったあとは、お手入れ方法が気になりますよね。
せっかく頑張って作ったんだから、大切にしたいものです。
次はシャンブレーのお洗濯方法についてご紹介します。
シャンブレー生地の洗濯方法は?
洗濯機でガンガンごしごし洗えたら嬉しいところですが…
シャンブレー生地の魅力である上品な光沢や優しい色味が半減してしまうことも。
せっかくのその魅力を損ねないように、お洗濯は優しい気持ちで行いましょう。
もちろん手洗いが一番ですが、綿やポリエステル素材であれば洗濯機を使っても大丈夫です。
その際も優しさは忘れずに。
ネットに入れて、できれば手洗いモードで洗いましょう。
また、青系のものは染料としてインディゴが使われている場合が多いです。
インディゴは色落ちしやすいので、他の洗濯物に色移りしないよう気を付けてくださいね。
シャンブレーについてお話してきましたが、ここでよく比較される生地があるんです。
皆さんがよくご存じのデニム生地です。
実際にインディゴで染められた生地は、見た目デニム生地にそっくりです。
シャンブレーとデニム、どこがどう違うのでしょうか。
シャンブレーとデニムの違いは?
シャンブレーとデニム。
この2つは両方とも色のついた糸と白い糸を使って織られている、という共通点があるので見た目が似ています。
違いはなんなんでしょうか。
織り方の違い
この2つ、まず織り方に違いがあるんです。
シャンブレーは平織り(ひらおり)という織り方でしたよね。
デニム生地は綾織り(あやおり)という織り方なんです。
綾織りは見た目には斜めの線が入ったような織り目になります。
この綾織りで織られた生地は伸縮性があるんです。
一方、平織りはあまり伸縮性はありません。
つまり、シャンブレー生地には伸縮性がなくて、デニム生地には伸縮性があるということになります。
厚さの違い
デニム生地はジーパンによく使われるように、結構厚みや硬さがあります。
家庭用のミシンではなかなか上手に縫えない生地です。
一方シャンブレー生地は割と薄手の生地です。
ですのでボトムスよりはシャツなどのトップスで使われることが多いです。
見た目は似たような感じのデニムとシャンブレーですが、このように違いがあります。
しっかりとした物にはデニム生地を、柔らかい雰囲気にしたい時はシャンブレー生地と使い分けるといいですね。
同じワンピースでもデニムとシャンブレーではかなり雰囲気の違うものが出来そうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単にシャンブレー生地の特徴についてまとめますね。
- 色糸と白糸を使って織られた平織りの生地
- 「シャンブレー効果」「霜降り効果」と言われる優しい色味が特徴
- 見る角度によって雰囲気の変化が楽しめる
- 適度な光沢があるので、上品にもカジュアルにも
- 肌触りは軽くて柔らかい
- お洗濯は優しく
- 青系はインディゴの色落ちに注意が必要
生地の名前ってカタカナが多くて、いまいちイメージ湧きにくいですよね。
そんな中でも「シャンブレー」という生地について、この記事で少しでも身近に感じて知っていただけたら嬉しく思います。
ぜひシャンブレー生地を使って作品作りしてみてくださいね。
きっとお気に入りのものが出来上がると思います!
ハンドメイド楽しみましょう♪