手芸初心者にとって、ツイルに限らず生地の名前って専門用語すぎて聞いただけではさっぱり。

どんな生地なのーーー?
ここではそういった疑問をわかりやすい言葉で解決していきたいと思います!
ツイルとはどのような生地なのか。
特徴を知ることで何に向いているのかイメージがわくかもしれません。
早速ツイルとは何か、まとめてみました。
ツイル生地とは?どんな生地?
ツイルとは!なんと布の織り方のことでした。

綾織(あやおり)という方法で織られた布を「ツイル」というそうです。
だからコットンツイルとかポリエステルツイルとか、〇〇ツイルという生地が存在するんですね。
これらはコットン(綿)をツイルで織った生地、ポリエステルをツイルで織った生地という意味です。
これが分かっただけでもなんとなくスッキリしませんか?
ではツイルで織った布にはどのような特徴があるのでしょうか。
・柔らかい
織られている糸の種類や太さ、織り方の密度によって布の厚みは変わってきます。
ツイルで織られたものは一般的な平織り(ひらおり)の布に比べて、布が厚くなっても柔らかいです。
・シワになりにくい
平織りの布はシワになりやすいのがデメリットでした。
しかしツイルは平織りに比べるとシワになりにくいんです。
・伸縮性がある
またまた平織りとの比較になってしまいますが、平織りの布より伸縮性があります。
ポリウレタンなどの化学繊維素材を使わずとも、ツイルで織られた布は伸び縮みするんです。

…平織りの出番ある?
そんなツイルにもやっぱり弱点はあります。
それは摩擦に弱いという点です。
ツイル生地の代表選手に皆さんよくご存じの「デニム」がいます。
デニムのパンツ、たくさん履いているとどうしても薄くなったり破れたりする部分が出てきますよね。
それが摩擦によるダメージです。
お手持ちのデニム生地を見てもらえればわかりやすいと思いますが、よく見ると斜めに山のラインがありますよね。
この斜めの山ラインがツイルの特徴なんですが、この部分が擦れて穴が開いたりします。
でもデニムはそんなダメージが逆に味だと好まれたりしますよね。
さっきまとめたように、柔らかくてシワになりにくくて伸縮性のあるツイル。
そう、ツイルはお洋服づくりにとっても適した生地です。
次は具体的にどのようなものに向いているのかまとめてみました。
ツイル生地の用途は?何が作れるの?
シャツ
ツイルで作るとシワになりにくいシャツやブラウスが出来上がります。
普段使いしたいお洋服にはぴったりですね。
ツイル生地にもたくさんの種類がありますので、選び方次第でカジュアルにも上品にも作ることが出来そうです。
スカート、パンツ
伸縮性があるので、よく動くお子様のパンツにもよさそうです。
もちろん大人用でも。
厚みのあるツイル生地を使うと、柔らかさを兼ね備えた丈夫なパンツを作ることが出来ます。
座りジワが気になるスカートもツイルで作ると◎。
ワンピース
ツイルは柔らかいのでワンピースもおすすめです。
同じツイルでも素材によって雰囲気が全く違うので、生地毎に違った雰囲気のワンピースが楽しめそうです。

ジャケット
ある程度しっかりした生地でも柔らかく伸縮性があるので、ジャケットづくりにもぴったりです。
光沢感のある生地を使えば入園、入学式のジャケットもオリジナルで作れちゃいます!
小物類
バッグやポーチなどの小物類ももちろん作れます!
生地がしっかりしているので、初心者の方にも扱いやすいと思いますよ。
お子様の入園・入学グッズにもぜひ。
まとめ
どうでしたか?
少しでもツイルについてお伝え出来たでしょうか。
簡単にまとめますね
・柔らかく伸縮性があってシワになりにくい
・デニムもツイル
・摩擦に弱い一面も
・洋服づくり全般に向いている生地
・もちろん小物にも
ハンドメイド楽しみましょう!