生地

シーチングの使い方は?特徴って?洋服やバッグは作れる?

手芸初心者の方にとって、生地の名前って難しくて名前を聞いただけではなかなか生地のイメージがわきにくいですよね。
シーチングもその中の一つだと思います。
他の生地より比較的お安い値段で、色も豊富なシーチング生地。
比較的手に入れやすい生地ですが、どんな生地なのか、どんなものに使えるのかわからない事だらけですよね。

この記事ではそんなシーチング生地の特徴や扱う際の注意点、どんなものに使えるのかまとめました。
参考にしていただければと思います♪

シーチングの使い方

シーチングとはどういった生地なのでしょうか。

シーチングシーチング…

そう、シーチングとはその名前の通り、シーツとして使われる生地です。

糸の密度が低く織られているため、柔らかく通気性がいい生地となります。
針の通りも良く、初心者の方でもラクラク縫うことができますよ。

ブロードという生地をご存じの方は、ブロードよりも目が粗い生地というイメージを持っていただければ大丈夫かと思います。
(ブロードってなに?という方はこちら「ブロードの生地とは?特徴と使い方」もどうぞ)

シーチング生地を選ぶ際の注意点が一つあります!

それは「仮縫い用シーチング」の存在です。

こちらはお洋服を作る時に試しに形を作るために使うものです。

ノリがバリバリについているものが多いので、小物やお洋服づくりには向きません
お値段も比較的お安いので「おっ」と思われるかもしれませんが、気を付けてくださいね。

それではこのシーチング生地を使ってバッグなどの小物は作れるのでしょうか。
注意点は?いろいろ気になりますよね!

シーチング生地でバッグは作れる?

先ほどご説明した通り、シーチングはわりと薄い生地です。
コップ袋といった軽いものを入れる巾着ぐらいでしたら、裏地なし1枚でも作れるかもしれません。

しかし幼稚園バッグなどしっかりしたものを作りたい!という場合はシーチング1枚では難しいです。
接着芯を使い、さらに裏地や内袋をつけるなどして強度をつける必要があります。

(接着芯についてはこちら「接着芯とは?使い方とコツ」

接着芯はお好みの強度、仕上がりによって使い方はいろいろです。

表と裏の布両方に接着芯を使うと、とてもしっかりとしたバッグに。

表の布にシーチングを使って柔らかい雰囲気を出したい!
そんな時は裏地だけに接着芯だけでもいいかもしれませんね。

工夫次第でシーチングを使って色んな小物づくりは出来そうですね。

それでは、お洋服づくりはどうでしょうか?

シーツのシーチングで服作り…

気になるところですよね。

シーチング生地で洋服は作れる?

シーチング生地を使って洋服は作れるのか!?

結果から言うと

作れないことはない。

です。

ただし作れるアイテムは限られてきたり、注意点がいくつかあります。
注意点を簡単にまとめますね。

シーチング生地の注意点

透ける

シーチングは薄手の生地になるので、どうしても透け感が強い仕上がりになります。
ですので裏地をつけたり、下に何か着用することが絶対です。

縮みやゆがみが出る

布の織り方がざっくりと粗目なので洗濯をすると縮みやゆがみが強く出がちです。
お洋服を作る前には、十分に水通しをして地直しをしておきましょう。
(水通しや地直しについてはこちら「水通しとは?やり方とポイント」をどうぞ)

シワになりやすい

出来上がったお洋服をお洗濯した後はアイロン必須です。
素材によってシワの出来具合は違いますが、綿100%ですと生地の薄さも加わってシワシワになります。

このようにシーチングを使ってのお洋服づくりは少し注意が必要になってきます。
他の布地に比べるとお洋服づくりにはあまり向かない生地なのかな?と思われるかもしれません。

ですが柔らかく通気性がいいという点を生かして、春夏用のシャツなどには向いているかと思います。
お気に入りのシーチング生地があれば、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
簡単にシーチングについてまとめてみようと思います。

  • シーツなどに使われる通気性がよく柔らかい生地
  • 仮縫い用シーチングには注意
  • バッグ作りには接着芯、裏地付けが必須
  • 春夏用のシャツなど洋服も作れる
  • 透けや縮み、ゆがみ、シワなどに注意!

シーチングは初心者の方にもとても扱いやすい生地です。
ハンドメイド楽しみましょう。